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【2024年最新】UA特典航空券の注意点、使い方まとめ。ANA国内線5000マイルは最強。

ユナイテッド航空(UA)の特典は、ここ数年変更(改善・改悪)の繰り返しです。

  1. 2019年11月15日搭乗分から、『必要マイル数は固定制から需給に応じた変動制』へ、『21日以内の発券で必要だった発券手数料最大75ドルが廃止』
  2. 2020年7月より、ANA便を含むスターアライアンス特典の必要マイル数アップ。ANA国内線5,000マイルが5,500マイルへ。
  3. 2020年10月より、ANA国内線のコードシェア便が予約不可に。数週間後、復活。
  4. 2023年6月より、UA米国発着の必要マイル数がアップ。
  5. 2023年8月より、ANA国内線1泊乗継不可に。
  6. 2024年1月より、直前の発券手数料(必要マイル増)が無料に。
  7. 2024年5月より、国際線(スターアライアンス)必要マイル増。
  8. 2024年5月より、国内線800マイル区間は5,500⇒5,000マイルに改善。

 

尚、変更についてはアナウンスされることもありますが、事前予告無しが殆どです。日系なら間違いなく事前(半年~1年以上)に予告されます。2023年8月ANA国内線1泊乗り継ぎ不可。2024年一発目のニュースになった直前の発券手数料無料は朗報でしたが、5月からは国際線必要マイル増、一方で国内線は必要マイル減。目まぐるしくかわりますね、、これが外資の特徴です。

ユナイテッド航空のマイレージプラスの概要。マイルの有効期限はなし。燃油サーチャージの必要なし。家族以外の友人にも発券可能。片道から発券可能。

ユナイテッド航空(以下UA)は1926年設立。1997年に初期メンバーとしてスターアライアンスを立ち上げました。アメリカの超巨大企業です。UAマイルは以下の特徴があります。

  • マイルの有効期限はなし。
  • 燃油サーチャージの必要なし。
  • 家族以外の友人にも発券可能。
  • 片道から発券可能。

 

元々、有効期限自体は18ヵ月でマイルの変動があるたびに延長になり実質無期限になっていましたが、2019年8月28日より、UAマイルの有効期限が無期限になりました。

 

ちなみに、デルタ航空も同じようにマイルの有効期限を撤廃しています。今後、他のマイレージに波及するかどうかも注目したいところです。JAL、ANAのマイル有効期限は36ヵ月です。JALは国際線に必要なマイル数を変動制にするなど変えてきています。数年後にはANAもJALも、、、こればっかりは分かりません。

JALマイルの有効期限は36ヵ月。延長させる方法はある?

 

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UAマイルのメリット

有効期限の無期限、燃油サーチャージなし等の大きなメリットがありますが、日本に住んでいる場合はこれでしょう。

800マイル区間は5,000マイルでANA国内線を発券できる。例えば、羽田発でANAマイルを使う場合の必要マイル数は以下。ANA-Lはローシーズン、Rはレギュラーシーズン、Hはハイシーズン。

ANA便
空港 ANA-L ANA-R ANA-H UA
新千歳 6,000 7,500 9,000 5,000
青森 6,000 7,500 9,000 5,000
秋田 5,000 6,000 7,500 5,000
山形 5,000 6,000 7,500 5,000
名古屋 5,000 6,000 7,500 5,000
伊丹 5,000 6,000 7,500 5,000
広島 6,000 7,500 9,000 5,000
高松 6,000 7,500 9,000 5,000
福岡 6,000 7,500 9,000 5,000
鹿児島 6,000 7,500 9,000 5,000
那覇 7,000 9,000 10,500 8,000

 

沖縄以外は5,000マイルで利用できるイメージです。

私の場合、UAマイルを使って国際線を発券することは少なく(必要マイル数が多めなので)、主にANA国内線で利用しています。UAのマイレージは乗り継ぎ旅程が醍醐味です。例えば、羽田から札幌。先ず伊丹に飛ぶ。乗り継ぎ時間は9時間。梅田に行って食事、買い物、友人に会って、、その後札幌へ。空きがあれば好きな旅程を選択できます。

 

直行便だけでなく、空きがあればこうして乗り継ぎ(2回まで可)旅程が出てきます。この乗継は1泊も可能でしたが、2023年8月中旬より検索しても1泊旅程は出て来なくなり数日経っても変わらず。事実上、閉ざされたと言えます。うーん、残念。ここ数年で一番の改悪と言えるかも。今までが良すぎたと言えばそれまでですが、、

 

加えて、ANA国内線は夏、冬で年2回のスケジュールが組まれてますが、UAマイルには適用無し。ANAが販売する前から発券可能です。大きなメリットです。UAマイルを使ったANA国内線は330日前から発券可。

2019年11月15日から必要マイル数が変動制、直前の発券手数料が廃止へ。

UAのマイレージプログラム(マイレージプラス)が2019年11月15日から大きく変わりました。

  • 必要マイル数が固定から変動制へ。
  • 21日以内の発券に必要だった発券手数料が廃止。

 

変動制は既にデルタ航空が導入している仕組みです。JAL国際線特典航空券も需給に応じて必要マイル数が変わっています。必要マイル数が変更になる点は改悪。例えば羽田サンフランシスコだとエコノミー片道が35,000マイル。

 

変動制の高い時期だと80,000マイルとか。

 

変動制にして多くのマイルを必要とする一方、直前発券を無料にしてバランスを取っている感じです。現状より少なくなることはなさそうなので、実質改悪です。21日以内の発券は最大75ドル必要でした。

2020年7月1日からスターアライアンス特典で必要マイル数が10%増加

2019年に大きな変更点があったUAマイルですが、、、

2020年7月1日からスターアライアンス特典において10%マイル数が上がりました。

  • 800マイル以内・・5,000マイル⇒5,500マイル
  • 801マイル以上・・8,000マイル⇒8,800マイル

 

尚、30日以内は8,500マイルでしたが、21日以内での発券は6,000マイルに変更されました。直前(当日)で6,000マイル。これは悪くない。

 

800マイル区間は、通常5,500マイル、21日以内は6,000マイル。直前手数料が必要だったことを考えると使いやすくなったと言えそうです。

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2021年10月、空港使用料徴収へ

ANA国内線特典について2021年10月31日から徴収されるのでいつかはと思っていましたが、、、UA特典を使ったANA国内線も徴収されることになりました。

  • 2021年10月30日までは到着空港の使用料が徴収される。
  • 2021年10月31日以降は利用空港ごとに徴収される。(ANAと同じ)

 

羽田伊丹(片道)の場合、10月30日までは260円(伊丹空港の使用料)、10月31日以降は550円(羽田290円+伊丹260円)となります。徴収される空港使用料は以下の通り。(下記以外の空港は徴収されません)

発着空港 使用料
新千歳 270円
仙台 230円
成田 450円
羽田 290円
中部 440円
伊丹 260円
関西 440円
北九州 100円
福岡 110円
那覇 120円

 

10月31日以降は利用空港ごとの徴収なので乗継で上記の空港を利用すると高くなります。例えば、中部札幌。中部仙台、仙台札幌で乗り継ぐ場合、それぞれで徴収され1,170円。高いけど、仕方ないですね、、

2023年1月~ 変更・取消手数料が無料に。

変更、取消手数料が大きく変わったのはコロナ禍以降。

直前の手数料が125ドル必要だったのが無料に。2023年1月以降も同様となりました。

https://www.united.com/ual/en/us/fly/mileageplus/awards/travel/ticketing.html

 

電話での発券は25ドル必要なので注意してください。変更・取消無料は助かりますが、外資マイルは変更が多いのでまた手数料が復活する可能性もあります。改善、改悪、改悪、改善。メリットが多いUAマイルですが変更も多く上手に付き合っていく必要があります。

2023年6月~ UAマイルを使った米国発着便の必要マイル数が増加に。

UAマイルを使って米国に行く予定があった場合は改悪です。

なぜUAマイルが人気かと言うと燃油サーチャージが不要な点。ここ1~2年はANAマイルを使うよりUAマイルを使って米国旅行を計画している人が増えました。

例えば、日本発グアム。15,000マイルから利用できたのが20,000マイルに改定。往復で1万マイルの負担増。燃油サーチャージが不要とは言え、発券するメリットが薄くなりました。

 

その他、ホノルルは27,500⇒47,500マイルに、ニューヨークも35,000⇒55,000となり大幅増。このマイル数だとUAマイル使うメリットはないですね、、、

尚、今回の改訂は米国発着の便が対象となっています。その他地域のスターアライアンス便に変更は見られず。例えば、ANAやタイ航空を使ってバンコクへ。今までと変わらず22,000マイルから発券可能となっています。この辺は他社との兼ね合いもありそうです。

2023年8月中旬~ ANA国内線での一泊乗継旅程が不可に

例えば羽田から札幌に行く場合、

羽田から伊丹へ、一泊して伊丹から札幌へ行く便が発券可能でした。この1泊旅程が不可に。1泊して2度楽しめる旅程がなくなり当日(乗継含む)現地に行く便しか出てこなくなりました。まぁ、これが本来と言えばそれまでですがUA乗継の大きなメリットがなくなった感じです。

とは言え、当日発券可、変更キャンセル無料、家族以外にも発券できる、最安5,500マイルのメリットは大きく、まだまだUAで発券するメリットはありそうです。

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2024年1月10日~ 直前での発券手数料が無料に

久しぶりの改善。

20日以内の発券だとANA国内線で800マイル区間は6,000マイル必要でした。21日以降だと5,500マイル。10%上乗せされていました。2024年1月10日からは発券する日に拘わらず5,500マイルとなり手数料が徴収されなくなりました。

 

もちろん、空きがあれば当日も発券可。5,500マイル。

 

直前でのマイルアップ(手数料)が無くなりいつ発券しても同じマイル数に。ちなみに、往復で発券すると復路が割引になり、5,500マイル+5,000マイル=10,500マイルで発券できます。発券するなら往復がおすすめです。

2024年5月2日から国際線エコノミーが必要マイル増へ

ファーストクラス、ビジネスクラスの改正に続き(必要マイルは元々多いのでそこまで痛くは感じなかったですが)、エコノミーも事前告知無く変更されました。バンコク、シンガポール等の東南アジアは片道22,000マイルが38,500マイルと1.75倍に。その他、東京ソウルが8,800マイルが13,800マイルになっています。

2024年5月3日から国内線5,500マイル区間は5,000マイルに改善

5月3日朝確認したところ、ANA国内線の800マイル区間は5,500マイル⇒5,000マイルに改善しています。羽田那覇も8,800マイル⇒8,000マイルに改善です。国内勢にとっては朗報です。尚、往復で発券すると復路は減額されていましたが5/3以降無くなり片道ごとに発券しても同じマイル数になっています。

まとめ

UAマイルは改善&改悪の繰り返し。

2024年最初の話題は直前での手数料廃止となり朗報でした。UAマイルはANA国内線で乗り継ぎ(12時間以内。乗り継ぎは2回可。当日現地着のみ)で重宝されているマイレージです。5,000マイルならお得と言えますが、今後さらなる改悪も予想されるので、使えるときに使うのが得策です。

 

UAマイルは購入、またホテルポイントの移行で貯めている人も多いと思います。私も、ホテルポイントからUAマイルへのボーナス期間で、UAマイルに移行しました。

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各社のマイレージプログラムは年々変化しています。改善、改悪で言えば改悪の要素が強いですが、マイルを貯めて特典航空券で乗るお得さはまだまだ変わりません。とは言え、こうした制度は直前での変更が多いので貯めたマイルは早めに使いたいところです。

ユナイテッド航空が加盟するスターアライアンスは世界最大のアライアンスです。北米だけでなく、ヨーロッパ、アジアで路線が多いので最も使いやすいアライアンスになります。

スターアライアンス
スターアライアンス・ゴールドメンバーの特典、メリットまとめ。ANA SFCで利用可。

6 Comments

タカハシヨシノリ

11/15の時点では直前発見手数料なくなら喜んでいたら、結局30日前から必要マイル上がってがっかりですね!
21日前から30日前になって逆に改悪なった感じですね

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のりさん

個人的には、21日⇒30日への変更は痛いですが、
5,000マイルでの乗り継ぎが残っている点は歓迎すべきところだと思っています。

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take884

一部自慢&メンバーシップでお金貰いたいYouTuberがYouTubeでUPするからユナイテッドも改悪するんだよね:-(

返信する
ひろさん

23年8月改悪は一泊乗り継ぎ不可だけでなく、当日中乗り継ぎでも乗り継ぎ時間に制約がかかっているようです。朝イチ→最終便みたいな乗り継ぎは出来なくなっていますね。

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Kenji

燃油サーチャージが高騰している事と、ANA特典航空券は予約が取りづらいこともあり、メインカードをANA SFC VISAからUAマイレージプラスに変更していたのですが、年末の東南アジアの特典航空券を検索するとメチャクチャ高くなっていたので、いろいろ検索してこちらの情報を発見しました。改悪の連続なんですね。。。悲しい。今後、マイル数が改善されることはないと思うので、メインカードをANA VISAに戻すか否かを思案中です。また有益な情報をよろしくお願いします。

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のりさん

Kenjiさん、コメントありがとうございます。

ANAは燃油と取りづらいのが難点、UAは燃油はないけど必要マイル数アップへ、、、
マイレージの世界は難しいですね、、、UAは国内で使うのが一番ですがそれも今後どうなるか。

両方の良い点にフォーカスし使い分けが良いかなと思ってます。

今後ともよろしくお願いします。

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