スターアライアンス・ゴールドメンバーの特典、メリットまとめ。ANA SFCで利用可。

スターアライアンスは世界最大の航空会社のアライアンスです。

ANA、ユナイテッド航空、シンガポール航空、ルフトハンザ航空等が加盟しています。スターアライアンスのステータスはシルバー、ゴールドの2つで、ゴールドメンバーになると様々な特典があります。

例えば、スターアライアンス加盟便を利用する際、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物優先、そして空港ラウンジの利用があります。

スターアライアンス・ゴールドメンバーになるにはどうすれば良い？どんな特典があるの？私が受けた特典をまとめました。

＊2021年5月3日より、スターアライアンスラウンジのアクセス方法について変更があるようです。同便を利用しない複数人で利用する際は注意が必要です。

スターアライアンスの概要、加盟航空会社。アライアンスって？

スターアライアンスは航空会社の三大アライアンスの一つです。

以上が3大アライアンスです。

2000年代から広がってきたアライアンスという枠組みは、コードシェア（共同運航）により航空会社にとっては路線拡大へ、利用者にとってはアライアンス内でのラウンジやマイレージの特典を享受することにつながり、より快適に旅をすることが可能になりました。

例えば、スターアライアンス・ゴールドメンバーだとANA便利用で香港のシンガポール航空ラウンジが使え、バンコク・スワンナプーム空港でタイ航空ラウンジが利用可能です。

スターアライアンスって？

スターアライアンスは3大アライアンスの一つ。

1997年にユナイテッド航空、エアカナダ、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、タイ航空の5社によって設立されました。ANAが加盟したのは、1999年のこと。

加盟航空会社は26社で以下の通り。欧州系が多いことが分かります。

スターアライアンス加盟航空会社は26社。ワンワールドが13社、スカイチームが19社。スターアライアンスは世界最大のアライアンスです。

アジアだとシンガポール航空、エバー航空、アシアナ航空、タイ航空と言ったアジアで中心となる航空会社が加盟しているところも強みです。アライアンスの特典を存分に生かすことができますね。

スターアライアンスのステータス　シルバー、ゴールドの特典、ラウンジ利用

スターアライアンスはシルバー、ゴールドの2つのステータスがあります。

ANAの場合は以下。

それぞれアライアンス内での特典を受けることができます。

シルバー、ゴールドの特典は以下の通り。

シルバーだとほとんど特典はありません。ゴールドメンバーになれば空港ラウンジの利用、優先チェックインカウンター、優先手荷物等の特典を受けることが可能です。

優先チェックイン・カウンター

各空港の優先チェックインカウンターを利用することができます。

メリットは何と言っても時間の節約です。

ビジネスクラス用チェックインカウンターをエコノミークラス搭乗時にも利用できるので、並ぶ時間が少なくなり、旅の時間を有効に活用できますね。

尚、全ての空港には設置していません。スターアライアンスに加盟している航空会社のカウンターがある場合は設置されていることが多いです。

成田空港でのANAカウンター（優先チェックインカウンター）です。ビジネスクラスの他、スターアライアンス・ゴールドの表示もありますね。

シンガポール空港のチャンギ空港の優先チェックインカウンター。便の時間によっては激混みするので、海外でも利用できるのは良いですね。

ビジネスクラス搭乗時と同じカウンターを利用できます。

優先保安検査場

空港に設置されている優先保安検査場。

スターアライアンス・ゴールド、ファーストクラス・ビジネスクラス搭乗時に優先保安検査場を利用することができます。尚、全ての空港にはありません。

成田空港でスターアライアンス・ゴールドメンバーはこのレーンを利用することができます。特に大型連休時の混雑時もさほど並ばずに通過することができるようになります。

優先保安検査場を抜けると出国審査になります。

成田空港のゴールドトラックは本人のみ利用可能です。その他、羽田・成田の優先保安検査場は本人に加え同行者1名が利用可能になります。

手荷物優先受け取り

手荷物優先受け取りがあります。空港に着いたら早く目的地に行きたいですよね。荷物預入れ時に『プライオリティタグ』をつけてくれます。

国際線だと到着して入国審査を通るのに時間が必要ですが、手荷物レーンに行くとちょうど良い時間になって出てくることも多いです。

手荷物を受け取った後はスムーズに目的地に移動することが可能になります。国際線だとファーストクラス、ビジネスクラスに次いで出てくることが多いです。

空港ラウンジ

空港ラウンジの利用は大変便利です。

ANAは世界中で自前の空港ラウンジを運営しているわけではありません。

例えば、香港国際空港には、ANA運営のラウンジはなく、スターアライアンスだと代わりにユナイテッド航空、シンガポール航空、タイ航空のラウンジがあります。

ANAプラチナ（SFCを含む)の場合はエコノミー利用時においてもこうしたラウンジを利用することが可能になります。同行者1名もOK。

バンコク・スワンナプーム空港にはタイ航空、シンガポール航空、エバー航空、ターキッシュエアラインの4つのラウンジがありどこを使ってもOK。

シルバークリスはこんな感じです。バーカウンターもあり素敵な空間。

食事メニューも豊富です。

フランクフルト空港のルフトハンザ航空のラウンジとか。ここも中々よかったです。生ビールがあるのは嬉しい（笑）ドイツ名物ソーセージとの相性抜群。

SFCを持っていればスターアライアンス・ゴールドメンバーになり世界中のスターアライアンスのラウンジを利用することが可能です。

同行者1名も可。ただし、スターアライアンス便搭乗時に限ります。

尚、ラウンジ利用について2021年5月3日より、同行者については同便搭乗時のみ利用可になります。スターアライアンスHPはまだ変更がありませんが、ルフトハンザ航空では変更があったようです。

https://loyaltylobby.com/2021/01/13/star-alliance-lounge-access-policy-change-may-3-2021/

今までは同日であれば違う便でも良かったので、違う便の友人等を招待することも可能でしたが2021年5月3日からは不可に。同便のみOKになります。これは結構痛い。コロナで現状海外はいけないので実質次回の渡航から改悪となりそうです。

手荷物許容量、空席待ち優先

無料手荷物許容量があります。スターアライアンス便搭乗の場合、個数制だとプラス1個、重量制だとプラス20キロを預入れすることが可能になります。

長期滞在時、イベントその他で荷物が多くなる等、とても貴重な特典です。

その他、予約時の空席待ち優先取扱い、空港での空席待ち優先取扱いがあります。

マイレージプログラム

スターアライアンス・ゴールドの特典ではないですがアライアンス内でマイレージプログラムの共有があり、搭乗時に加算されるマイルをアライアンス内の航空会社に選択することが可能です。

エバー航空を利用しマイル加算はANAを選択したことがありました。時間帯や路線によっては普段利用している航空会社を選択できないこともあるので、こうしたマイルの付け替えはとても有難いです。

ここで注意すべき点は運賃種別です。

通常アルファベット1文字で表わされる運賃種別はマイル加算を含めた運賃規則を表すものです。

格安航空券はマイル加算対象外のケースが多いので、このアルファベットの運賃種別を注意する必要がありますね。

積算対象運賃であればアライアンス内であれば搭乗した航空会社以外のマイレージに加算が可能になります。

特典航空券の発券、世界一周

同じアライアンス内であれば特典航空券を発券することが可能です。

例えば、ANAマイルでエバー航空、タイ航空、ユナイテッド航空等々、そして逆も可能でユナイテッド航空のマイルを使ってANA特典とか、色々あります。

ANA便を希望しているが取れない、何て時にはスターアライアンス特典は非常に便利です。出発地点を変えたり、クラス混在にするとあっさり取れる場合もあります。

ANAマイルを使ってタイ航空A380のファーストクラスも良いですね。タイ航空の本拠地であるスワンナプーム空港での待遇は凄かったです。

こうしたスターアライアンス特典はANA便が運航していない路線で利用できるので、アライアンス最大の恩恵の一つと言って良いでしょうね。

ルフトハンザ航空、アシアナ航空のA380も良かったです。

往復で違う飛行機に乗って乗り比べるのも面白いですよ。

スターアライアンスとして世界一周運賃、サークル運賃を設けています。

ANAマイルで世界一周を発券する場合に必要マイル数は以下。飛行距離の合計で必要マイル数を算出します。世界一周の条件は太平洋、大西洋を1回ずつ利用し横断すること、出発地と最終帰着地の間で最大8回の途中降機が可能（欧州は3回、日本国内は4回まで）等々。

世界一周は夢がありますね。こちらはシンプルな旅程ですが旅程は27,000マイルほど。

エコノミーだと120,000マイル、ビジネスクラスだと170,000マイル必要になります。マイルを貯めるモチベーションになりますね。

【最新】陸マイラーのANAマイルの貯め方、使い方まとめ。

こうやって計算して遊ぶのも楽しいです。世界一周は時間が必要でいつ行けるかは分かりませんが笑、やっぱり夢ですね。

スターアライアンス・ゴールドになる方法

スターアライアンスゴールドメンバーになるとANA運航便での利用時はもちろん、スターアライアンス加盟航空会社を利用する際も特典を受けることが可能になります。

日本国内だとANA以外のスターアライアンス便に乗ることはないので、スターアライアンス・ゴールドの威力は国際線で発揮することになります。

アライアンス内の航空会社で一定のステータスが必要ですが、ANAの場合だとプラチナ以上が必要です。

ANAステータスはブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドがあり、プレミアムポイント（ステータスを決める基準）が50,000ポイント（半分はANA運航便が必要）獲得すればプラチナへ、そしてスターアライアンス・ゴールドメンバーになります。

その中でもカードの年会費を払い続ける限り恩恵を受けることが可能なスーパーフライヤーズカード（SFC)を申込むことが効率が良いでしょう。

一度取ればずっと恩恵があるので価値が高く、そのメリットを求めるべく飛行機に乗ってステータスを得る工程を修行と言います。

修行する年は費用がかかりますが、先行投資として取得する人が多いですね。私もそんな感じでした。特典としては、ボーナスマイルやラウンジ利用、手荷物優先等があります。

ANAスーパーフライヤーズカードを取って7年の感想。特典・メリット、2024年の対策まとめ。

その他、スターアライアンス・ゴールドになる方法としてステータスマッチがあります。例えば、JALからユナイテッド航空に申請しゴールドになると言うもの。（ターキッシュエアラインズも有名）

3ヶ月と言う期限付きですが、ワンワールドやスカイチームのステータスを持っている場合は旅行の予定に合わせて申請するのも良いでしょう。

スターアライアンスとワンワールドの違い

最後にスターアライアンスとワンワールドの違いをみてみましょう。

ANA、JALそれぞれ加盟しているので、日本で馴染みがあるのはこの2つ。

スターアライアンスは26の航空会社、ワンワールドは13の航空会社が加盟と先ず数の違いがあります。

加えて、ステータスの数に違いがあります。

スターアライアンス・ゴールドの相応するのがワンワールド・サファイアです。

例えばANAダイヤモンドだとスターアライアンス・ゴールドですが、JALダイヤモンド、JGCプレミアだとワンワールド・エメラルドとなり世界中の空港でファーストクラス搭乗時の特典を受けることができます。

ワンワールドの方がステータス特典に幅があるので国際線搭乗時に威力を発揮することになります。ワンワールドはJALサファイアでステータスを獲得できます。

ワンワールドのサファイア、エメラルド、ルビーの特典、メリットまとめ。どうやったらなれる？

まとめ

スターアライアンス・ゴールドメンバーは海外で威力を発揮します。

しかし、コロナではその威力を発揮できす。次に海外に行くのはいつになるのでしょう。

新型コロナが収束し落ち着いたら海外で特典を生かすために飛びたいですね。先ずはアジアかなぁ。タイ航空も上手く再建されると良いですね！個人的にもういちどタイ航空のA380に乗りたいと思っています。

優先チェックイン、優先手荷物等で時間の節約につながり、空港ラウンジを利用することにより、出発前の時間をより快適に過ごすことができます。

アジアだとタイ航空、アシアナ航空、エバー航空、シンガポール航空、ヨーロッパだとルフトハンザ航空、ターキッシュエアライン等の乗り入れが多いので、特にアジア、ヨーロッパ線で威力を発揮します。

スターアライアンス・ゴールドになる方法として最も有名なのがSFC。SFC修行についてこちらにまとめているので参考にしてください。

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