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2019年8月、ANA、JAL共に国際線機材の一つをリニューアルしました。
リニューアルした機材はボーイング777-300ER。長距離の主力機として使われており、ファーストクラスが設定されている機材です。
古くなってきたからリニューアルの時期が重なったのかもしれません。
先ずは2019年7月にANAから発表、8月に入りJALが発表しました。
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目次
国際線ボーイング777-300ERのリニューアル。JALは主にシートカラーを変更、ANAはビジネスクラスを個室タイプへ。
同一機材の同時期のリニューアル。
結論を言えば話題をさらったのはANAの方でした。全く新しい個室タイプのビジネスクラスが誕生。
ボーイング777-300ERは欧米の長距離路線の一部で運航されている機材ですべての路線で乗ることはできませんが、ビジネスクラスで長距離に乗る時はANAの方が楽しみがあるとも言えます。
JALの変更点。ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーのシートカバーを新しくした。
JALの新しくなったボーイング777-300ERは2019年8月から運航開始されました。
ファーストクラス8席、ビジネスクラス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席の計244席です。
JALのリニューアルの一番の変更点はシートカバーの変更です。
ビジネスクラスはこんな感じ。シートカバーが新しくなるのは利用者としては嬉しい限り。やはり新品は違います。
プレミアムエコノミーはこんな感じに変更されました。
エコノミーは雰囲気がだいぶ変わりました。JALのカラーである赤からグレーへ。現在は搭乗するとJALだと分かる色ですが、グレーの方が機内で快適に過ごせると言うことなんでしょうか。
化粧室も一新されました。ファースト、ビジネスクラスだけだったウォシュレットはエコノミーにも設置されました。
その他、機内の照明が蛍光灯からLEDへ。搭乗時、食事の時間、就寝時に照明が変わるようになりました。
シートを新しくし、照明をLEDへ、そして化粧室のリニューアル。大きな変更点はなく今までのスペックを継承しています。
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対するANAは?ビジネスクラスの個室化へ。
シートを新しくしカラーの変更が主だったJALに対しANAはビジネスクラスのデザインを一新しました。
先ずはシートピッチをみてみましょう。
ANAのボーイング777-300ERはファーストクラス8席、ビジネスクラス64席、プレミアムエコノミー24席、エコノミー116席の計212席です。
最大の変更はビジネスクラスです。世界でも珍しい完全個室タイプを実現。ファーストクラスのようなシートです。
このビジネスクラスは海外からも注目されているようで、飛行機マニアの人からも話題をさらっていました。普段はJALと言う人もこの新ビジネスクラスは乗ってみたい!と言う人も多いのではないでしょうか。
ANAビジネスクラスを比較してみました。個室タイプ、ハワイ線他中距離がスタッガード、アジアだとクレードルシートが主となっています。
さいごにANAとJALの新ボーイング777-300ERを比較してみましょう。同じ機材でも座席数が違います。
ファースト | ビジネス | プレミアムエコノミー | エコノミー | 計 | |
JAL | 8 | 49 | 40 | 147 | 244 |
ANA | 8 | 64 | 24 | 116 | 212 |
JALの方が32席多く、プレミアムエコノミー、エコノミーが多い設定となっています。ANAはエコノミー(プレエコ)を削りビジネスクラスを多く設定しています。この辺は方針の違いと言えるでしょう。
エコノミーなら幅が広いJALとの評価が高いです。
JALのリニューアルはA350のつなぎ
ANAが発表したあとでのJALの新デザインの発表。
ANAのあとで発表し辛かったでしょうね。
ANAに話題を持って行かれたJALですが、JALは新機材が後に控えています。
JALが2019年9月から国内線で投入するA350は国際線でも投入予定。2023年以降を予定しています。
それまで順次リニューアルしていく機材はA350へのつなぎ期間と言ってもよく、大幅な変更は避け、リニューアル費用も抑えたと言ったところでしょうか。
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まとめ
機材のリニューアル。
国際線ボーイング777-300ERのANAビジネスクラスは一度は乗ってみたいと思わせた機材でした。マイルを使って発券したいですね。
国内線に目を向けるとANAは2019年秋から主要機材で普通席にも順次モニターを搭載していきます。JALはA350、ANAもリニューアルした機材を投入する予定。モニターあれば機内の過ごし方が変わりそうです。
ANAとJALの違い。リニューアル後のシートだけでなく、路線、サービス、その他で多くの違いがあります。どっちが良いかな、どっちが自分に合ってる?と決める要素は意外に多いです。
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