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座席のアップグレード。
エコノミークラスからビジネスクラスへ。ビジネスクラスからファーストクラスへ。
ANA国際線アップグレードは大きく分けて以下の3つあります。
- マイルを使う
- アップグレードポイントを使う
- 航空会社の都合によるインボラアップグレード
そのうち利用者の特典であるマイル、アップグレードポイントを使ったアップグレードは2018年12月から利用しづらくなりました。
アップグレードに多用されていたプレミアムエコノミーにアップグレード不可の種別Nが登場したことが要因です。
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目次
ANA国際線アップグレード特典、必要マイル数、対象運賃
概要
ANA国際線のアップグレードについて簡単にまとめました。
- アップグレードの対象になるのはANA運行便(ANA・エアージャパン)
- 他社運行便のコードシェアは不可
- 片道(12,000マイル)から利用可能。
- 申し込み期間は355日前から24時間前まで。
- 空席待ちは当日まで可能。事前に確認できない場合は当日チェックインカウンターで確認する。便の状況により空席待ちが不可の場合あり。
- エコノミークラスからファーストクラスは不可
- 日本の国内線はアップグレード特典は利用不可
- 特典航空券利用時のアップグレードは不可
- 申し込み後の搭乗者・路線の変更は不可
- 必要マイルは席の用意ができた段階で減算される
直前になるとキャンセルが出る確率も高くアップグレードは24時間前まで利用できるのでダメでも利用してみてください。
マイルについて大事な点は以下。
例えば、予約クラスEでマイルを使ってビジネスクラスにアップグレードした場合、ビジネスクラスではなく予約クラスE(100%加算)のマイル積算となります。
距離に応じて必要マイル数が変わる
アップグレードに必要なANAマイルは以下の通り。
片道12,000マイルからアップグレード可能。ビジネスクラスだと最大28,000マイルになります。
距離 | エコノミーからビジネス | ビジネスからファースト |
0~2000 | 12,000 | 20,000 |
2001~3500 | 18,000 | 30,000 |
3501~4500 | 20,000 | 35,000 |
4501~5500 | 25,000 | 40,000 |
5501~ | 28,000 | 45,000 |
主要な都市に必要な片道マイル数は以下の通り。
都市 | 区間距離 | 必要マイル数 |
シンガポール | 3,312 | 18,000 |
クアラルンプール | 3,338 | 18,000 |
バンコク | 2,869 | 18,000 |
シドニー | 4,863 | 25,000 |
ロサンゼルス | 5,458 | 25,000 |
ロンドン | 6,214 | 28,000 |
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対象運賃である必要がある
国際線アップグレードはすべての運賃で対象ではありません。
格安航空券、ツアー等の安い運賃は不可。エコノミーで利用できる運賃は変更可能なフレキシブルな運賃です。
旅程開始エリア | エコノミーからビジネス | ビジネスからファースト |
日本地区 | Y,G,E,B,M,U *Nは除く | J,C,D,Z *Pは除く |
日本地区以外 | Y,G,E,B,M,U,H *Nは除く | J,C,D,Z *Pは除く |
Nは2018年12月5日に新設された運賃です。
元々プレミアムエコノミーはすべての運賃でアップグレード対象だったのですが、新設された安いプレミアムエコノミーはマイル積算70%でアップグレード不可となりました。
*ビジネスクラスのPはセール、ツアーでの運賃。こちらもアップグレード不可。
2018年12月5日から運賃種別Nが追加に
2018年の大きなニュースになった種別Nの登場。
マイル積算が100%が70%になり修行僧には大打撃でした。運賃は変わらずでマイル積算だけマイナス30%。加えてアップグレード不可。これは痛い。
こんな感じですね。58,670円が種別N、83,170円が種別E。その差は24,500円。往復で49,000円の値上がり。これはかなり痛いです。
アップグレードを狙っている場合
国際線でアップグレードする場合は対象運賃である必要があります。プレミアムエコノミーの場合は種別E以上。
アップグレード可能かどうかは購入画面で確認できます。「アップグレード空席情報を反映」をクリックすると「空席あり」、「空席待ち」の表示になります。
国際線でマイルを使ってアップグレードしたい場合はプレミアムエコノミーが一般的ですが、種別E以上と高い運賃になってきます。
マイル積算100%なので、高いけどマイル加算も多いしプレミアムポイントも稼ぎたい人には良いでしょうか。
アップグレードポイントで利用する場合
アップグレードポイントは1月から12月までのANA運行便で獲得したプレミアムポイントに応じてもらえるポイントです。
座席のアップグレード、2人目からのラウンジ等で利用可能です。
最大で100ポイント、SFC修行で全てANA運航により50,000ポイント獲得とすると翌年度にもらえるポイントは20となります。
国際線のアップグレードに必要なポイントは以下の通り。
エコノミーからビジネスクラスの場合、東南アジアだと片道8ポイント、欧米路線だと10ポイント必要です。
ここで注意点。
マイルを使ったアップグレードと同じですね。使いづらくなりました。修行僧の定番だったプレミアムエコノミーでのアップグレードが厳しい。
種別Nが不可になったので、種別Eで予約する場合アップグレードできる確率は高くなりますが、運賃も高くなります。
一方で国内線はどうでしょう。2018年4月に国内線プレミアムクラスへのアップグレードは長距離で値上げ、短距離で値下げになりました。
有償で利用する場合、長距離で利用する修行僧には痛手だった変更ですが、アップグレードポイントは一律4ポイント。ポイントを使う場合は変わらず。長距離で利用するほどポイントの価値が高くなりました。
とは言え、羽田那覇等の人気路線でのアップグレードは難しくアップグレードの人気のない路線に限られることになります。短い路線だと空きが多いです。せっかくなら最新機種での利用はいかがでしょう。
国内線に搭乗する予定がない場合、乗っても空きがなく使えない場合は1ポイント1,000スカイコインへの交換になるでしょう。私も余ったアップグレードポイントはスカイコインに交換しています。
尚、ANAダイヤモンドの特典として当日空きがある場合、対象運賃でない場合も2倍のアップグレードポイントを利用することでアップグレードが可能です。
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ビジネスクラスの種類
プレミアムエコノミー搭載のビジネスクラスはスタッガード。180度のフルフラットタイプです。
ビジネスクラスへアップグレードする場合はスタッガードがおすすめです。東南アジア(一部を除く)、欧米各路線で運航しています。
エコノミークラスからプレミアムエコノミーは2020年4月1日から
エコノミーからプレミアムエコノミーへのアップグレードが可能になりました。長距離エコノミーの場合での選択肢の一つとして良いでしょう。
対象運賃は以下の通り。種別U,H,Qは70%、Vは50%積算の運賃です。
クラス | 運賃 |
エコノミーからプレミアムエコノミー | Y,B,M,U,H,Q,V |
必要マイル数は以下の通り。
距離 | エコノミーからプレエコ |
0~2000 | |
2001~3500 | 15,000 |
3501~4500 | 15,000 |
4501~5500 | 20,000 |
5501~ | 20,000 |
エコノミーとプレミアムエコノミーの差は主に座席、そしてANAラウンジが利用できる点。機内食はプラスアルファがありますが、エコノミーと基本同じです。
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まとめ
ANA国際線アップグレード。
定番だったプレミアムエコノミーからのアップグレードは一番安い運賃での利用が不可になりました。
アップグレードを利用したい場合、プレミアムエコノミーは種別Eの運賃を購入するようにしてください。
さて、ANAプレミアムエコノミーの取り扱いは2018年12月から大きく変わりました。
- 特典航空券で予約できるようになった
- 種別Nの登場
- ANAプレミアムメンバー(SFC以上)への無料アップグレード不可(2019年9月から)
こうした変更は立場により見方は変わり、例えば家族で特典航空券を取りたい場合は選択肢が増えることで使いやすくなり、上級会員にとってはアップグレード不可になり痛手となりました。
修行僧にとっては厳しい変更になるので今後修行を続けるかどうかで悩んでいる人も多いです。
2018年も色々ありました。2019年も変わっていきそうです。サービスは常に変わっていくものなので利用者としては上手く利用したい。と言う私は中々できていませんが(笑)
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