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新型コロナで航空業界は大きな痛手を負っています。
国際線はビジネス往来でのフライトは継続していますが、旅行者を乗せた従来のフライトはもう少し先。ワクチン効果で国によっては2021年に入り渡航が可能になるかもしれませんが、限定的になりそう。
日本の大手航空会社2社に目を向けると、積極的に新規路線を開設してきたANAの戦略が裏目となり、JAL以上に負債を増やしていたANAは大きな構造改革が迫られています。
そんな中でANAとピーチのコードシェアが8月27日より始まりました。いよいよかと言った感じ。注意すべき点をまとめてみました。
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目次
ANAの今後どうなる?ピーチとの共同運行開始。
2020年は大赤字。国内線は復調傾向も国際線は殆ど動いておらず、仕方ない部分がありますが、どう乗り切るか。金融機関からの借り入れ+ANA社内の構造改革が迫られています。
先ず、発表になったのが人件費。30%の人件費カット、賞与ゼロ、そして希望退職の募集。人件費に手を付けるので、次に何が来るかと思っていたら、機材の削減、路線の見直しを発表がありました。先が見えず今が一番苦しい時期ですが、航空ファンとしては乗り続けることが応援につながるので、今後も利用していきたいと思います。
そして、子会社であるピーチとの連携強化。路線見直し、資源集中です。
ANAマイルを使ってピーチ搭乗
ANAマイルを使ってピーチ搭乗が可能になりました。
正確にはANAマイルをピーチポイントに交換しての利用になります。
500マイルから交換可能。比率は0.9。10,000マイルなら9,000ピーチポイントです。
うーん、これだとお得感は無し。スカイコインに交換した方が良いですね。
ピーチとバニラエアが統合する前、ANAマイルでバニラエア便は発券可能でした。こちらの方が使い勝手は良かったです。成田札幌、成田奄美大島、成田石垣、成田台北、福岡台北、成田高雄等。
のりさん
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ANAとピーチのコードシェア。8月27日運航スタート。
2020年10月、ANAとピーチのコードシェア(共同運航)の可能性があると報道がありました。
ピーチ運行路線でANA便扱いへ。路線見直しとなり経費が削減できると言う訳です。ANAはスターフライヤーとコードシェアをしており、何の問題もなく上手くいっているように見えます。
理由としては、スターフライヤーのシートは快適、サービスが良い点があります。逆にスターフライヤーに乗りたいくらい。
一方、ピーチはLCC。ANAと比較すると、足元は狭く、サービスも最小限となり、ANA搭乗に期待していた人にとっては残念な結果になりそうです。そして、2021年6月2日、決算後のタイミングでANAピーチコードシェアの発表がありました。ついに来たか、と言う感じ。
8月27日運航開始へ。当初は5路線。今後は路線拡大へ。
ピーチ国内線32路線中、5路線が選ばれました。
- 成田札幌
- 成田福岡
- 成田那覇
- 中部札幌
- 中部那覇
私は羽田ベースなのでそこまで影響はありませんが、地方からANA国際線搭乗の乗り継ぎの際は、ANA便と思っていたらピーチ便ってことになりそう。成田からANA国内線は撤退する可能性もありそうです。
ピーチ本拠地は関空。今回スタートする5路線には含まれていませんが、いずれ入ってくるでしょう。国際線も対象になるかもしれません。
最新のANA決算説明資料によると、冬ダイヤ(10月31日)から運航便の移管を加速とあります。冬ダイヤよりピーチで新規に就航した福岡石垣はそのままANAコードシェアへ。LCCに力を入れているANA。資源集中してコロナ禍を乗り切る考えです。
尚、コードシェアなので、ANA便名でピーチに乗ればANAマイルは貯まります。と言うことは、プレミアムポイントも。ピーチ便の運賃が気になるところでしたが、そこまで安くなってない模様。ANA運航便より安い便が多いですが強いモチベーションにはつながらず。
ピーチはLCC。ANAはフルサービスキャリア。バニラエア機をANA仕様に改造したエアバスA320に一度搭乗しました。足元は狭く、快適さはやはり全然違いましたね。
と、利用者にとってみればあって欲しくない改革になりますが、そうは言ってられない現状あります。ANAの負担を減らし立て直していくためにはやらなければならないタスクのように思えます。
のりさん
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ピーチ運航(ANAコードシェア)での注意点
今回のコードシェアは機内のシートが違うだけでなく他の注意点があります。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/airinfo/codeshare/domestic/comparison/peach.html
ANAから購入したピーチ便に乗る際の注意点をまとめました。
- 搭乗手続きは、Peachカウンター設置の自動チェックイン機を使う。
- スキップサービスは利用不可。
- 搭乗手続きは、出発の90分前から30分前まで。
- 保安検査締め切りは25分前まで。(ANAは20分前まで)
- ピーチ運行便から、またはピーチ運行便へのスルーチェックインは不可。
- 手荷物優先、優先搭乗等のプレミアムメンバーサービスはなし。(ラウンジは使える)
- 無料手荷物預け入れは1個まで。(ANA運行便は20キロまで)
ピーチカウンターでチェックインする点、手荷物預け入れについては気を付けたいところ。時間ギリギリで空港について搭乗手続きをしようと思ったらピーチで逆側だった、とならないように予めチェックが必要。搭乗手続き締め切りも前倒しされるので分からずにチェックイン時間が過ぎていたことも起こりそう、、、
まとめ
昨年よりは良くなってきましたが、まだまだ予断を許しません。今後もあっと驚く改革案が出るかもしれません。
航空ファンとしては、利用し続けることが応援につながります。何とか頑張って欲しいところです。
利用者としては、ANAマイレージの改悪も気になります。貯めすぎず、どんどん使っていくことが必要かもしれません。とは言え、国際線の見通しは立たず、実際は難しい。そんな感じです。
積極的に路線拡大したANAの戦略が裏目となっています。こればっかりは分からないですからね。今後どう立て直していくかが大事です。
国内線はANAもJALも復調傾向。国際線での戦略の違いに見られるように、国内線も色々と違いあり。どっちが自分に合っているかを計る基準は多いですよ。
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