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ANAとJALの決算月は3月、中間決算は9月。
2023年9月の権利付き最終日は9月27日(水)、権利落ち日は9月28日(木)なので、9月の配当及び株主優待を得るには、9月27日までに購入し、9月28日になれば売っても権利を得ることができます。
配当は両社ともに2021年3月期以降、無配が続いたけど、JALは2023年3月分で復活。ANAも今年度配当を出すのでは。
配当+優待価格の上昇で株購入のモチベーションが沸いてきますね。良いニュースが出てくればトレンドはさらに変わってくると思います。
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目次
ANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)の業績の比較。配当利回り。
ANAとJALの業績
2020年3月期は、両社とも新型コロナの影響で下方修正。
コロナ前、国内線が好調なJAL、ANAも国際線が好調でしたが、コロナ以降はキャンセル、減便、欠航が相次ぎ、2021年3月期も大幅な赤字になりました。
2023年3月期はJAL、ANAともに黒字転換。JALは配当も復活です。
両社とも新規就航へ積極的でしたが、、
コロナで幻となったANAの新規就航路線。いやー、懐かしいと言うか。羽田就航でワクワクしていたのを思い出します。
2017年3月までJALは公的資金を受けた関係で中立を期すため、投資や新規路線が制限されて来ました。
縛りが無くなった2017年は積極的に新規就航させ、2017年9月に成田メルボルン、コナ線を新規就航。2019年は3月に成田シアトル線、2019年にはインド内でのコードシェア、メキシコのアエロメヒコとコードシェアを開始。2020年2月28日に成田ウラジオストクが就航しました。
一方、ANAはJAL以上に積極的。2019年2月ウイーンで運航開始を皮切りに、オーストラリアのパース、インドのチェンナイへの就航。
そして、2020年3月のウラジオストクへの就航、羽田線拡充の中でイスタンブール、ストックホルム、ミラノ、モスクワが決定していました。
新型コロナの影響で3月就航予定だった路線は延期。皮肉にも国際線に積極的に進出予定だったANAが計画が裏目に働き財務的に苦しむ結果となりました。
のりさん
ANA・JALの配当利回り
先ず、ANAとJALの株価をみてみましょう。株価は2023年6月14日現在。
ここで注意点。
配当はコロナ前までの実績ですが、3月はANAもJALも配当があり、9月はJALのみ。今後、業績回復による配当実施がどうなるかによりますね。*今年度、ANAは配当実施する気配ありますが未発表なので0としています。
ANA | JAL | |
株価 | 3,210 | 2,850 |
1株辺り配当 | 0 | 40 |
配当利回り | 0% | 1.4% |
単元株数 | 100 | 100 |
必要投資金 | 321,000 | 285,000 |
ANA、JAL株は株主優待の特典が豊富。配当に加えて株主優待の特典をどうみるかが大切です。
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ANA株主優待券の特典、メリット。
国内線搭乗優待割引
ANA国内線の片道運賃が50%割引になる優待は100株以上保有すると貰えます。
所有株数に応じた優待枚数、必要資金、オークションで売却した場合の利益率を算出してみました。株価は3,200円、売却は1枚4,000円で計算。
所有株数 | 必要資金 | 3月 | 売却利益率 | 9月 | 売却利益率 |
100株 | 320,000 | 1枚 | 1.3% | 1枚 | 1.3% |
200株 | 640,000 | 2枚 | 1.3% | 2枚 | 1.3% |
300株 | 960,000 | 3枚 | 1.3% | 3枚 | 1.3% |
400株 | 1,280,000 | 4枚 | 1.3% | 4枚 | 1.3% |
500株 | 1,600,000 | 4枚 | 1% | 4枚 | 1% |
600株 | 1,920,000 | 5枚 | 1% | 5枚 | 1% |
700株 | 2,240,000 | 5枚 | 0.89% | 5枚 | 0.89% |
800株 | 2,560,000 | 6枚 | 0.93% | 6枚 | 0.93% |
900株 | 2,880,000 | 6枚 | 0.83% | 6枚 | 0.83% |
1000株 | 3,200,000 | 7枚 | 0.9% | 7枚 | 0.9% |
オークション売却は4,000円としています。価格は上昇中。コロナ禍での優待期限延長は終了し流通枚数が落ち着いたのも大きいです。
国内搭乗優待の詳細
ANA国内搭乗優待の詳細は以下の通り。
- コードシェア便(エアドゥ、IBEXエアラインズ、スターフライヤー、ソラシドエア、オリエンタルエアブリッジ)でも利用可能。
- 有効期間内であれば変更も可能。
- 所定の金額をプラスすることでプレミアムクラスの利用が可能。
- 基準日が3月31日だと6月1日から翌5月31日まで有効(発送は5月中旬)
- 基準日が9月30日だと12月1日から翌11月30日まで有効(発送は11月中旬)
- 100~999株の場合は7枚+1,000株超過分、400株毎に1枚(3、9月共に)
有効期限内であればいつでも変更できる点が株主優待の特徴です。空きがあれば当日も発券可能。1枚でも手元にあれば安心できます。必要でなくなったら売れば良いですね。
その他、優待品
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン、ANA FESTAの割引クーポンがあります。
2021年5月15日に届いた優待からグループ共通券として生まれ変わりました。今まではグループごとに分かれていました。計18枚。どのサービスを使っても良し。この点は使いやすくなりました。
のりさん
JAL株主優待の特典、メリット
国内線搭乗優待割引
JAL、日本トランスオーシャン航空、日本エアコミューター、琉球エアーコミューター各社の国内線が50%割引になります。
所有株数に応じた優待枚数、必要資金、オークションで売却した場合の利益率を算出してみました。注意すべきは9月は100株だと優待の権利はなく、200株以上で1枚の権利が発生する点です。
株価は2,800円、オークションでの株式売却は2,000円で計算しています。
所有株数 | 必要資金 | 3月 | 売却利益率 | 9月 | 売却利益率 |
100株 | 280,000 | 1枚 | 0.7% | ||
200株 | 560,000 | 1枚 | 0.35% | 1枚 | 0.35% |
300株 | 840,000 | 2枚 | 0.48% | 1枚 | 0.24% |
400株 | 1,120,000 | 2枚 | 0.36% | 2枚 | 0.36% |
500株 | 1,400,000 | 3枚 | 0.42% | 2枚 | 0.3% |
600株 | 1,680,000 | 3枚 | 0.35% | 3枚 | 0.36% |
700株 | 1,960,000 | 4枚 | 0.4% | 3枚 | 0.3% |
800株 | 2,240,000 | 4枚 | 0.35% | 4枚 | 0.36% |
900株 | 2,520,000 | 5枚 | 0.4% | 4枚 | 0.3% |
1000株 | 2,800,000 | 5枚 | 0.35% | 5枚 | 0.36% |
当日でも使える株主優待は1枚でも手元にあれば安心できるのですが、購入する側としては高いと中々手がでません。コロナ禍で有効期限は1年半となりその期限は変わらず継続。そのせいか、優待価格は戻らずホルダーとしては辛い状況です。
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国内搭乗優待の詳細
JAL国内線優待の詳細は以下の通り。
- 国内線搭乗優待は、3年以上保有の場合に追加で優待が貰えます。300株でプラス1枚、1,000株でプラス2枚、10,000株でプラス3枚
- 所定の金額をプラスすることでクラスJ、ファーストクラスの利用が可能。
- 基準日が3月31日だと6月1日から翌11月30日まで有効(発送は5月中旬)
- 基準日が9月30日だと12月1日から翌5月31日まで有効(発送は11月中旬)
その他、国内ツアー、海外ツアー割引券がもらえます。
100株の場合は3月のみ。200株以上だと3,9月にそれぞれ7%の割引券が2枚もらえます。
株式への投資はANAとJALどちらが得か
長期保有、短期で株主優待狙い、また、ANA、JALどちらの航空会社を利用しているかによっておすすめ度は変わってきます。
一年の配当はJALが高いので配当重視だとJALが良かったですが、2020年3月期以降は両社とも無配。
配当がないなら優待になりますが、国内搭乗以外のホテル等の優待は、ANAの方が豊富なラインナップを揃えています。
長期的に保有するのあれば決算状況その他経営状況をウォッチする必要がありますが、優待のみだとANAがおすすめです。
株主優待の使い方。国内線搭乗は当日も予約可能。
国内搭乗の優待は当日まで予約が可能です。
直前だと優待は安上がりになりますが、前もっての予約だと通常購入した方が安くなります。
優待を使う場合は、優待の期間内であれば変更な可能なので、予定が分からない場合(キャンセルできるように)、直前に予約する場合はおすすめです。
一方で1ヶ月以上先でスケジュールは確定している場合は優待を使わずに通常購入した方が安くなります。
優待のみを手に入れるクロス取引もあります。簡単な説明としては以下。(実際は在庫や手数料等考慮に入れる必要)
- 株の優待権利日を狙って現物1000株購入したら1000株空売りする。
- 配当は相殺されるがノーリスクで現物1000株分の優待が手に入る。
私もクロス投資により優待を手に入れることもありますが、何枚か使用し残ったのはオークションで売却することも多いです。
まとめ
ANAとJALの配当及び株主優待についてまとめました。
2023年6月現在、株価は好調。今買い時かは分かりません。下がれば買いたいですが、、、
国内線はほぼ元に戻っているのであとは国際線。海外旅行が通常通り楽しめる雰囲気になってきましたが、欧州の問題、燃油サーチャージが痛い。今後、国際線の良いニュースが出ればと思います。
そして、両社で良い意味で競い合いながら、利用者にとってメリットがあるサービスをどんどん出して欲しいです。ANAとJAL。両社にメリット、特徴があります。
とても良いページに出会いました。
このままでいったら、優待券も無くなるかも
株主早割みたいのがあったらいいですね。
先週ANAクラウンプラザ金沢
朝ごはんの和食とてもおいしかったです。ホリデーインSKY金沢も
こんにちは。
はい、ちょっと不安ですね、、確かに早割は嬉しいですね!
おー、金沢のクラウンプラザはまだ利用したことがないのですが、良さそうですね~
ありがとうございます。