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新型コロナの影響で国際線はもちろん、国内線も外出自粛要請で飛ぶことできない現状。減便につぐ減便。
航空会社の体力は持つ?と心配になりますが、このたびANAは2020年3月期の無配を発表しました。
配当は年2回実施する会社が多い中、ANAは3月に一括で配当を実施しています。(優待は9月、3月の2回)一方、JALの配当9月、3月の2回。
無配は仕方ない処置だと思います。こんな状況ですからね、、出ていくお金は極力減らすのが今後のために良いかと。
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2020年3月のANA配当は0へ。優待は継続。今後はどうなる?
2016年3月期から2019年3月期までの決算をまとめました。東京オリンピックに向け設備も拡大、全ては順調でした、、
2020年2月からは減便につぐ減便へ。1〜3月期の内容は相当落ち込みました。
2020年3月期は以下の通り発表になりました。
- 売上は4.1%減の1兆9,700億円
- 経常利益が62%減の593億円
- 純利益は75%減の276億円
全体で見れば上記の通りですが、コロナの影響が大きく、1月~3月で純損失が587億円となっています。
2020年3月は配当0、株主優待は継続へ
2020年の配当は0となりました。
ANAは年1回の配当、株主優待券を年2回配布しています。
2019年3月期の配当は1株あたり75円でした。株価3,000円とすると優待利回りは2.5%となり、投資先としても魅力な株式でした。
2020年3月は一転0へ。
2017年から2019年までの配当金の支払いは年平均200億円でした。
同じ配当を実施すると200億円が流出する中で配当0は妥当な判断だと思います。配当より企業継続のために(雇用維持等)に使って欲しいところです。
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株主優待はどうなる?
2020年の配当は0、では株主優待はどうなる?
2020年の決算発表前に、2020年5月末期限の株主優待は、2020年11月末に延長になりました。飛行機に乗れない中での延長は妥当である一方、こうした特別対応には感謝したいです。
個人的な考えですが、配当は0になっても株主優待はなくならないのではと考えています。優待は顧客流出を避けるためには必要だと思います。
ここ数年、企業の決算は良く優待バブルと言われる状況が続いていました。お米、カタログギフト等を目玉とする企業が増え、自社売上増につながらず資金流出のみとなっていました。そうした優待はどんどん削らていくでしょう。
一方、乗り物系の優待はと言うと、、自社を利用してもらえる施策ですからね。維持されていくと思っています。
一方、JALはどう?
JALの決算発表は4月30日です。
JALの配当は年2回。9月と3月。9月は55円でした。
2019年の配当総額は380億円。政府に支援を要請している中で200億円近い配当金は出せないでしょう。配当金を出すより会社継続のために使って欲しいところです。
追記;JALも2020年3月期は配当無しになりました。株主優待も延長へ。
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まとめ
ANAは2020年3月期の無配を発表しました。
これは仕方ないですね。政府に1兆円を超える資金援助を要請している中での配当実施は厳しいものがあります。
さて、ANAはマイレージ会員のための特別対応を実施しています。
- ANAマイルの有効期限の延長
- スカイコインの有効期限の延長
- プレミアムポイント2倍
- キャンセル無料対応
- ステータス一年延長
- 株主優待券の半年延長
飛行機が乗れない中でのステータス1年延長は妥当ですが、感謝、感謝です。
コロナ収束後はガンガン乗っていきたいと思っています。
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