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4月26日から成田シンガポール線で就航する新機材『ボーイング787-10』のシートがお披露目されました。
シートを見ての感想。
今までと大分違う。
全体のカラーがブルーからグレーになったので印象ががらりと変わりました。シート自体も異なるようですし、モニターも刷新するなど新機材にふさわしい機内となっています。
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ANA国際線で運航しているボーイング787シリーズの特徴。最新は787‐10。
ボーイング787シリーズ(通称ドリームライナー)はANAもローンチカスタマーとして初期開発に携わりました。世界でもっともドリームライナーを運航しているのがANAになります。
ANAとボーイング787シリーズの関係は以下。
- ANAはドリームライナー3機種を運航するアジア初のエアライン。
- ANAはドリームライナーを世界最大数運航している。
- 今回のボーイング787-10でドリームライナーは67機目。
最新シリーズがボーイング787‐10になります。
現地時間3月29日に米国サウスカロライナ州チャールストンを出発、3月30日に日本に到着しました。4月26日の成田シンガポール線が初便になります。
ボーイング787シリーズの違い
787は3シリーズあります。
- ボーイング787‐8
- ボーイング787‐9
- ボーイング787‐10
新しくなるについて小さい変更点はあると思いますが、基本的には同じ構造。大きく違う点は胴体の長さです。
- 787‐8が56.7メートル
- 787‐9が62.8メートル
- 787‐10が68.3メートル
長くなりより多くのお客さんを乗せることができます。尚、機内レイアウトは航空会社が独自に決めているのでそれぞれ違いがあります。
2019年4月現在でボーイング787-10を運用している航空会社は以下。初めて採用したのはシンガポール航空です。
- シンガポール航空
- ユナイテッド航空
- エティハド航空
シンガポール航空はビジネスクラス36席、エコノミークラス301席の計337席。
一方ANAはビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス235席の計294席。
クラスの数、全体の席数が違います。
ANAは3クラス制での運用ですが、今までのシリーズに比べビジネスクラスを減らし、エコノミー席を増やしています。
需要が多い東南アジアでのエコノミーを増やす傾向はJALと同じです。詳しくはこちらにまとめています。
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レイアウトが新しくなった!
最新のボーイング787‐10。レイアウトがかなり変わりました。
全体的にグレーになっていて落ち着いた感じになってますね。
ボーイング787‐9は以下。全体的にブルーです。
カラーだけでなく以下の違いあり。
- プレミアムエコノミーとエコノミーはクラス最大のモニターを設置。
- プレミアムエコノミーとエコノミーはヘッドレストに調整可能。
- プレミアムエコノミークラスのシートピッチは97センチ。
- エコノミークラスのシートピッチは86センチ。
モニターも最新となり新3Dマップやコンテンツも充実しているようです。
それからエコノミーのシートピッチが86センチになっている点。ANAのその他機材の標準は79センチなのでだいぶ広く感じられると思います。
ホノルル線エアバスA380と同タイプ
ボーイング787‐10は2019年5月24日に就航する成田ホノルル線のA380と同じシートです。
とすると今後は今回のようなシートが主流になっていきそうですね。
ホノルル線でのプレミアムエコノミー。今回発表されたボーイング787‐10と同じタイプです。
さて、エアバスA380は製造中止を発表しました。最大顧客であるエミレーツ航空がA380から他機種に受注を切替えました。
ANAは3機を保有する形となります。メンテナンスは継続するので製造中止と言ってもそこまでの影響はありません。
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まとめ
ボーイング787‐10の新シートがお披露目されました。
今までのブルーに慣れているのでだいぶ違和感はありますが(違う航空会社に乗っている感じ)、一度でも乗ると慣れそうです。
新シートはエアバスのホノルル線、その他はボーイング787-10の東南アジア線になります。
ボーイング787‐10は4月26日から成田シンガポール、7月1日から成田バンコク線で就航。もう一機は2020年末に受領予定。
シンガポールやバンコクは1日の便数も多いので、可能であれば往復どちらかを最新機材にするのも面白いと思います。
機材、シートは進化し続けています。古い機材は退役し新しい機材にバトンを渡します。ANAビジネスクラスも少しずつ変わっています。
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